ゴールデンウィークの最終日、学校は休みだけれど私は風紀の仕事で学校に登校している。

休暇前に恭弥から「書類整理が終わらないから手伝って」と言われ私は勿論「拒否。」と言ったが

次の瞬間ジャキンッという金属音と共に、愛用トンファーを構えた雲雀様が凄んで一言






「咬み殺されたいの?」



「是非とも、私めに手伝わせて頂きたい所存に御座います。」



「最初からそう言えばいいんだよ。」





畜生、一般ピープルな私には並森最強最悪の風紀委員長には太刀打ち出来ません。

寧ろね、出来たら凄いですから!!しかも凄まれたらもう断れませんから!

でも私だって好きで「拒否」と言ったわけではないのだ、五月五日は恭弥の誕生日

その準備をしようと思っていたのだが、生憎書類の量はどんだけ溜めていたんですか!?というくらいの量でとてもじゃないが一日や二日で終わる量じゃなかった。

学校でやっても絶対に終わらない量なので、家にまで持ち帰って仕事をする始末・・・。



だから、殆ど準備をすることが出来ずに今日を迎えてしまった。



どうにか朝4時起きして、バースデーケーキを作ることが出来きたがなんだか渡す雰囲気ではない

一昨日からなんだか機嫌が悪くなり、今日になって最高潮を達しているみたいなオーラーをさっきから

振りまかれてこっちは生きた心地がしない状態だ。
畜生、触らぬ雲雀に祟りなし。と言いたい所だが今日はそうも言っていられない!



「(でも、どうやって渡すかが問題よね〜)」

カタカタカタ・・・

「(はい?今日はダーリンの誕生日でしょ?これケーキ?
・・・なんて言ったら、迷わずトンファーが振り下ろされる!!)」

カタカタ・・・

「(というか、機嫌が悪いんだからここは一つ王道で!
恭弥、誕生日おめでとう!・・・、なんか味気なくて嫌だな・・・。)」

カタ、

「(どうすれば良いのさーーー!!!)」

「儚、手止まってる。」

「(本当久々に困った・・・。どうすれば、吃驚させられるかな)」

「・・・・聞いてる?」

「(ならば、草壁さん達に手伝ってもらって・・・
いやいや、それは流石に迷惑極まりないよなぁ)」

「良い度胸だね、儚」




ヒュン!!





「うきゃぁわ!?」


一生懸命恭弥の誕生日企画を脳内で製作中にいきなりトンファーが目の前を過ぎった・・・。

突然のことだったが、なんとか日頃恭弥に(無理やりというか強制的に)鍛えられた反射神経のお陰で避けることが出来た。

目の前を見れば、不機嫌オーラー昨日より五割増な風紀委員長様がいらっしゃいました。


思わず顔面蒼白ですよね、アハハハハ・・・。


ヤバイ、ただでさえ機嫌悪いのに更に煽っちゃったよ自分!!どーうーしーよーうー!!

もう、いいや!これ以上機嫌が悪くなることなんてないんだから、今この場で渡そう!ウン。



「はい、誕生日おめでとう!!(あ、思わず王道言っちゃった・・・。)」

「え?」

え?ってなんですか、その反応は・・・。

「だからさ、五月五日、恭弥の誕生日でしょ?」

「・・・・・。」

「・・・もしかして、忘れてると思ってた?」



そしたら「そんな素振り、全然見せないし・・・」と顔を少し赤らめながら言ってきた

あの恭弥が、照れているという事実に私は驚きを隠せない、もしかして機嫌が悪かった理由って

私が恭弥の誕生日を忘れてると思ったから・・・?

ヤバイ、どうしよう。緩む顔を抑えられずにいる



もう、なんかなんかすっごく今恭弥を抱きしめたいって言うか・・・・



この場合の適切な言葉は・・・・。



「あの、恭弥さん・・?」

「・・・っていうか、何その呼び方。」





抱きついてもいいですか?

(許可なんか取らずに、抱きついてもしっかり受け止めてくれた。ハッピーバースディ、恭弥!!)




棗様、素敵な企画に参加させて頂き有難う御座いました!!