「ねぇ、グレイお腹すいた。」

「夕食まであと少しですので、もう少々お待ち下さい」

「えー、やだ。パフェとか食べたい」

「駄目ですよ、お嬢様。先日厨房に忍び込んだでしょう?」

「げ、なんで雲雀が知ってるの?」

「偶々見回りのときに厨房で、統括の作ったシフォンケーキをワンホール頬張っているお嬢様を見たんだよ」

「・・・お嬢様?」

「な、何もグレイの前で言わなくても・・・!!」

「ふぅお嬢様、明日のアフタヌーンティーは中止と致します。」

「えぇ!?なんで!!」

「なんで?ではありません、お嬢様あれほど厨房に忍び込むのはお止め下さいと申しましたでしょう?」

「うぅ、雲雀のバカ・・・。」

お嬢様が、気配を読まなかったのが悪いんでしょう?」

「私はどこぞの忍者か――――!!」

「レディが大声を上げるものではないと・・・何度言ったら覚えていただけるのですか・・・?」


ごごごと背中にどす黒いもやを背負ったグレイが、立ちはだかる。


可能性に掛けてみた

(いやね、バレても怒られない可能性に掛けてみたかっただけさ!!)
(あの統括が怒らないわけないじゃない)
(っていうか、雲雀がバラさなければ・・・!!!)
(お嬢様、一週間おやつ抜きの刑に致しますよ?)
(ごめんなさい!!)